更年期障害で、あらゆる体の変化が起きる。周りも認知すべきことをレポートしてみる
最近は、男性にも更年期症状は出ているんだという見方もありますがココではメカニズムを説明する上でややこしくなるのでいったん外して説明してます。
女性には必ずやってくる、更年期。正しく理解し、周りも自分じゃないと他人ごとにならずに理解してあげて一緒に対応解決していければと思います。
更年期障害とは
女性には特有の月経がありますが、それによる排卵機能が40才半ばを過ぎたころから機能が低下し閉経します。(一説には、400回程の月経を終えると排卵をしなくなるといわれています)。個人差はありますが、そのころに自身の身の周りの子育ての環境の変化や両親の高齢化、夫の仕事が忙しくなってきます。本人の体内では、ホルモンバランスによる自律神経異常が起きイライラしたり、人によっては性格が変わったような行動をする方もいます。
自律神経とは、発汗や体温調節のコントロールなどの仕事もしています。他に、血圧や呼吸などをコントロールしているともいわれ自律神経異常の際はそれらに誤作動が出てきます。体温が高くなって異常に汗が出たり、意図せずに呼吸が乱れたり、血圧が高くなったり、イライラしたりの症状はそのせいだと言われています。
閉経と更年期障害の関係
ほぼすべての女性に必ず起きている月経は、必ず終わります。
月経の際に起きている排卵の動作は、脳の視床下部から卵巣へエストロゲンホルモンを出すように命令されそのホルモンの作用によって起きています。ですが、必要な排卵回数を終えるとエストロゲンの分泌は極端に減るのに脳からはいつも通りホルモンを出しなさいと指令が来ます。そこで、卵巣内ではこれに対応できないため誤作動が起きているわけです。
その後、体内の全体にまでホルモン異常の影響は波及し自律神経にまで混乱をきたします。
更年期障害の期間
現在言われている期間が、約10年ほどだと。ですがこれにも個人差があり、60才代まで突入される方も少なくなくいるそうです。
結局のところ、自身の体がそのホルモン異常に慣れたことが完了とされる見方が一般的みたいです。
人によっては、親の介護やお子さんの就職や結婚、旦那さんの仕事でのストレスなどが長引き体調を崩すことが多くなるとこの更年期障害もなかなか治りにくいことになるとも言われています。
更年期障害でホルモン異常が起きる
更年期障害を語る上で必ず登場してくるのが、2大女性特有ホルモンの一つエストロゲンです。和名では、卵胞ホルモンとも言われます。このエストロゲンホルモンの作用には、1)乳腺の発育、2)子宮内膜の増殖、3)女性の第二次性徴、4)卵巣の卵胞の発育 などがあります。
閉経の際には、脳はエストロゲンホルモン産生を促すホルモン(卵胞刺激ホルモン)にて命令するも、卵巣では応答できない状態が起きます。その食い違いで、異常が起きているようです。
更年期障害で骨折しやすくなる
一説には、更年期をむかえると骨が折れやすくなると言われています。それは、自律神経異常が起きたことで心機能の動悸や血圧が上がるなどの症状が出ることと関係しているみたいですね。
カルシウムと聞いて、みなさんは骨を最初にイメージされると思います。間違いはありません。そして、それを貯蔵しているところも骨の中です。ですがもう1つその栄養素を必要としている箇所があります。それが心臓です。カルシウムは、心臓の鼓動を打つ際にはたくさん使われます。動悸が激しくなると、カルシウムも大量に必要になってくるわけです。そして貯蔵庫の骨からカルシウムを引き出し、骨がスカスカに近づいていきます。いわゆる、骨粗鬆症に近づくわけです。
もうお分かりですね、骨折しやすい状態になってる状況を。
そして折れやすい場所というのが、骨自体のウイークポイントの細くなっているところです。大腿骨頭の頸部、手首の細くなったところ(コーレス骨折)など。
若年性更年期症状とはどういうの?
最近、このように若年性更年期症状などと言う言葉が使われているみたいで説明してみようと思います。その原因とされるのが、若者と言われる世代の生活習慣の乱れによる不摂生と言われています。まずは、2つに分けてみます。一つは、食習慣のみだれ。二つは、運動不足。
食習慣の乱れとしては、偏食、過食、食に対しての好き嫌い、カロリーオーバー、食事時間の不規則、過度なダイエットなどがあげられます。タバコや、お酒ののみすぎも。
運動不足については、動かない生活から筋量低下したことで自身の体をキープする能力が落ちることがあげられます。個々には、猫背のような姿勢の悪い生活スタイルも入ってきます。
本来の更年期とよく似た症状を呈しますが、特別な病気でない限り明らかに年齢が違うので生活習慣を正すことで改善されます。整骨院にて、体幹を矯正したとたん生理が戻ったケースも当院ではありました。
更年期障害であることを、周りも理解する
当の本人も、実際この症状にかかるとつらいものです。受け入れる準備なんかできているわけもありません。これを書いている私は、男であるためたぶんホントの意味で理解できているかはわかりません。ですが、理解しようとしてあげることはできると思います。
今のところ、漢方薬などいろいろな薬は出ていますが必ず効くというものではないのが現状です。本人も、何が起きるかわからない不安があると思います。イライラもするでしょう、不安を感じたり対人関係が悪くなったりすると思いますが暖かく向かい合ってあげて下さい。
追記
自分事で申し訳ないのですが、
わたしは、どうしても調子の悪い精神不安定で人に当たってしまう時は大事な人に先に、今の状態を報告します。何でもつっかっかてしまいそうな時です。これ、結構効果ありますよ。
あなたの全力の治したいを、バックアップし続けます。
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